ニューヨーク貴金属市況=金は反落、米株高などに圧迫される

2019/10/16 6:00:00

 15日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除いて下落。
 NY金は反落。中国が米農産物を購入する見返りとして米国に報復関税の撤廃を求めているとの報が伝わり、米中の「第1段階」の通商合意実現に対する期待感が後退したことなどから買われた前日の流れを引き継ぐ場面もあった。しかしその後は、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐり、バルニエEU首席交渉官が「週内の合意は可能だ」と述べたことからEU離脱をめぐる楽観論が拡大したほか、米株価が一部主要企業の良好な決算などを受けて大幅高となり、これらを受けて投資家が過度なリスク回避姿勢を弱めたため、安全資産とされる金は売り優勢の流れへと反転した。
 NY白金は3営業日続落。欧米株高に支援される場面もあったが、その後は金の下落に連れて値を崩した。中国の自動車販売台数が15カ月連続で減少したことも依然弱材料視された模様。

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