ニューヨーク貴金属市況=金は続伸、米景気減速懸念強まる

2019/10/18 6:00:00

 17日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除いて堅調推移。
 NY金は続伸。この日発表された9月住宅着工件数や鉱工業生産指数などの主要な米経済指標が総じて低調となり、前日発表の9月米小売売上高とともに米景気減速懸念を生じさせる材料となったことから、投資家がリスク回避姿勢を強めて安全資産とされる金は買われやすくなる格好。また、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる修正合意を受けて対ユーロでドルが軟化し、ドル建てで取引される金の割安感が生じたことにも支えられた。市場関係者は「米中貿易協議の行方をめぐる根強い懸念や、シリア情勢をめぐる地政学的リスクへの根強い警戒感も相場を支えているようだ」と指摘した。
 NY白金は小幅続伸。金の堅調推移を眺めた買いが見受けられたが、この日発表された主要な米経済指標が総じて低調だったことで、米景気減速懸念が改めて意識されたためか頭は重くなった。

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