ニューヨーク貴金属市況=金は反落、英EU離脱進展期待に圧迫される

2019/10/19 6:00:00

 週末18日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除いて軟化。
 NY金は反落。欧州連合(EU)と英国は17日、EU離脱案の見直しをめぐる交渉で合意。最大の懸案だった英領北アイルランドの国境管理問題で歩み寄り、妥協点を見出した。10月末に離脱期限が迫る中、合意が絶望視されていた一時の行き詰まり感が和らいで投資家の過度なリスク回避姿勢が後退。安全資産とされる金は売られる格好となった。ただ、離脱進展期待などを背景に対ユーロでのドル安基調が継続しており、ドル建てで取引される金の割安感が依然生じているほか、英議会で修正離脱案が承認されるかは依然不透明なため、下値は限定的だった。
 NY白金は3営業日続伸。英国のEU離脱進展期待などを背景に対ユーロでドル安基調が継続し、ドル建ての白金は割安感から買われる格好。ただ、金やパラジウムの軟調推移に上値は抑制された。


関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ