ニューヨーク貴金属市況=米中協議進展期待で金は続落

2019/10/22 6:00:00

 週明け21日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は続落。英国の欧州連合(EU)離脱問題の先行き不透明感から、一時1トロイオンス=1490ドル台後半まで上昇した。離脱協定の修正案は19日に英下院で採決見送りが決まったが、ジョンソン英首相が求めた21日採決についても、英下院議長が許可しなかった。これを受けて、ジョンソン首相は離脱期日延期をEU側に要請することになり、合意なき離脱への警戒感が後退した。また、カドロー米国家経済会議(NEC)委員長が、米中通商交渉が順調に進めば12月に発動を予定する対中関税を見送る可能性があるとの認識を示したことに加え、トランプ米大統領が「中国との通商合意は成功裏に実現する」と述べ、通商合意の可能性について引き続き楽観的な考えを示したため、投資家のリスク回避姿勢が後退。金相場はマイナスサイドに転落した。
 NY白金は反落。前週の地合いを引き継いで、一時900ドル台を回復する場面が見られたものの、その後は金相場の軟化に靡く格好でマイナス圏に転じた。

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