ニューヨーク貴金属市況=金は前日水準でもみ合い

2019/10/23 6:00:00

 22日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は続落。米中貿易協議進展への期待を背景とした投資家のリスク回避姿勢の後退が、引き続き金相場を圧迫する一方で、本日発表された9月の米中古住宅販売件数が予想を下回ったことで、米国の景気先行きに対する懸念が下支え要因となり、売り買いが交錯。前日終値を挟んでもみ合い推移となった。英国の欧州連合(EU)離脱に絡んで、ジョンソン英首相は22日、議会がEU離脱法案の成立を遅らせるようであれば、総選挙に踏み切る姿勢を示した。また「議会が新離脱協定案の変更を求めても、EU側が交渉を再開することはない」とも述べており、市場では「離脱期限を31日に控えて不透明感が強まれば、再び金相場の押し上げ要因となる」との指摘が聞かれた。
 NY白金は反発。NYダウ平均の上昇を眺めて900ドルの節目を試す場面がみられたが、その後は、ダウ平均が上げ幅を削ったほか、テクニカル要因からの売り物に伸び悩む展開となった。

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