ニューヨーク貴金属市況=金は一時1520ドル台、その後値を消す

2019/10/26 6:00:00

 週末25日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き上昇。
 NY金は小幅続伸。英国の欧州連合(EU)離脱問題の先行き不透明感に加え、本日発表された10月の米ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を下回ったことで、投資家のリスク回避姿勢が強まり、一時1トロイオンス=1520ドル台まで上昇、約2週間ぶりの高値圏に浮上した。しかしその後、EUが英国の離脱期日の延期で合意したと報じられたほか、米通商代表部(USTR)が「米中が閣僚級の電話協議を経て、通商合意の部分成立に近づいている」と発表したことで、一転して投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、米国の株式市場が上伸した。これを受けて、金相場は急速に上げ幅を削り、一時はマイナス圏に転落する場面もみられた。ただ、売り一巡後は、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待などに支えられ、小幅ながらプラス圏を回復した。
 NY白金は続伸。米中通商合意への期待から米株価が上昇。これに連れる格好で買われる展開。ドル相場の堅調も重しとなり、上げ幅を削った。

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