ニューヨーク貴金属市況=金は反落、米中貿易摩擦緩和期待に圧迫される

2019/10/29 6:00:00

 週明け28日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除いて下落。
 NY金は反落。米通商代表部(USTR)は25日、ライトハイザーUSTR代表と中国の劉鶴副首相が電話会談し、貿易協議は「最終決着に近づいている」と明らかにしたほか、中国商務省も「(成果文書の)技術的な話し合いが基本的に終わった」と表明。さらに、28日にトランプ米大統領が中国との貿易協議について「予定より早くかなり大きな合意に署名する可能性がある」と述べ、こうした背景から米中貿易摩擦の緩和期待が高まり、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退。安全資産とされる金は売られやすくなった。
 NY白金も反落。米中貿易摩擦の緩和期待などから工業用需要回復観測が広がって買いが先行する場面もあったが、その後は金の下落に連れ安となったほか、テクニカル要因による売りも見受けられて水準を切り下げた。

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