ニューヨーク貴金属市況=金は続落、英EU離脱延期を背景に売り先行

2019/10/30 6:00:00

 29日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除いて軟調推移。
 NY金は続落。欧州連合(EU)は前日、今月末に迫っていた英国のEU離脱期限を来年1月末まで3カ月延ばすことを正式に承認。米中貿易摩擦の緩和期待の高まりとともに投資家のリスク回避姿勢を弱める要因となり、安全資産とされる金は売り物が先行。ただ、米中両国の「第1段階」の合意文書への署名について、有力視されていた11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)での署名は実現しない可能性があるとロイター通信が報じたことを受けて貿易摩擦の緩和期待が萎んだためか、安値からは水準を戻した。市場では、本日から2日間の日程で始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まっているが、連邦準備制度理事会(FRB)は今回のFOMCで追加利下げを実施するとの見方が大勢を占めている。
 NY白金は反発。金の下落に連れて軟調推移となる場面もあったが、その後は特に目立った手掛かり材料が見当たらない中、安値拾いの買い物に支えられてプラス圏に浮上した。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ