ニューヨーク貴金属市況=金は米FOMC声明公表後に乱高下

2019/10/31 6:00:00

 30日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み堅調。
 NY金は、清算値(終値)確定後に公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を待ちたいとの思惑が広がる中、調整的な買いが入り反発して清算値は確定。そしてFOMCでは大方の予想通り利下げが決定されたが、公表された声明で「景気拡大維持へ適切に行動」との文言が削除されたほか、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長も記者会見で今後の金融政策の方向性を示さなかったためか、金融緩和姿勢が後退したと受け止める向きが多く、金利を生まない資産である金は売られて一時1480ドル台まで下落。ただ、パウエル議長は「現時点で利上げは考えていない」とも発言したほか、対ユーロでドル安が進んだことから買い戻す向きもあり、清算値確定後の電子取引でNY金は乱高下している。
 NY白金は、テクニカル的な買いに支えられ続伸して清算値は確定。その後の電子取引では、米FOMC声明やパウエルFRB議長の発言を受けてNY金が乱高下したことに連れ、不安定な値動きとなっている。

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