ニューヨーク貴金属市況=金は反落、過度なリスク回避姿勢が後退

2019/11/02 6:00:00

 週末1日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は反落。米労働省がこの日発表した10月雇用統計で、非農業部門就業者数が予想を上回って労働市場の底堅さが示されたほか、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とムニューシン米財務長官が中国の劉鶴副首相と電話協議を行い、様々な分野で進展があったとUSTRが明らかにしたことで米中貿易摩擦の緩和期待が高まり、こうした背景から投資家が過度なリスク回避姿勢を後退させたことから米株価が大幅高となり、安全資産とされる金は売られる格好。10月の米ISM(供給管理協会)製造業景況指数が低調だったことで下げ渋る場面もあったが、長くは続かなかった。
 NY白金は4営業日続伸。労働市場の底堅さが示された米雇用統計や米中貿易摩擦緩和期待を受け、米株価が大幅上昇したことから買い優勢の流れ。パラジウムの大幅高にも支えられ、9月25日以来の高値水準となる950ドル台を回復した。

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