ニューヨーク貴金属市況=金は米中貿易協議の進展期待などを背景に大幅続落

2019/11/06 6:00:00

 5日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み軟調。
 NY金は大幅続落。米政治専門誌ポリティコは4日、中国が対米貿易協議で、中国からの輸入品ほぼすべてに対象を広げる米国の制裁関税「第4弾」の撤廃を求めていると報じたほか、英紙フィナンシャルタイムズ(FT)も同日、トランプ米政権が第4弾の一部撤廃を検討していると報道。米中首脳会談での署名実現に向け活発な駆け引きが続く中、貿易摩擦緩和への期待感が広がり、相対的に安全な資産として買われていた金を売る動きが先行したほか、本日発表された10月の米ISM(供給管理協会)非製造業景況指数が市場予想を上回り、ドルが対ユーロで堅調に推移したことから、ドル建てで取引される金の割高感が広がり、1500ドルの節目を割り込む大幅続落となった。
 NY白金は続落。米中貿易協議の進展期待を背景に、前日に続き米株価が史上最高値を更新したものの、ドル高に加え、金やパラジウムの下落に連れる格好で続落となった。

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