ニューヨーク貴金属市況=金は続落

2019/11/09 6:00:00

 週末8日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み軟調。
 NY金は続落。中国商務省の高峰報道官は7日、米中両国が互いの輸入品に課している追加関税を段階的に撤回することで一致したと説明したことを背景に、米中貿易摩擦緩和への期待感が広がり、相対的に安全な資産として買われていた金を売る動きが本日も継続したことから、取引序盤は前日に続き8月5日以来約3カ月ぶりの安値を付ける続落となっていた。ただ、トランプ米大統領は8日、対中関税の撤廃には合意していないと発言したことを受け、米中貿易摩擦緩和への期待感が再び後退し、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な資産とされる金を買う動きも見られたため、取引終盤は下げ渋る展開となった。
 NY白金は続落。金や米株価の下落に連れ安となったほか、パラジウムの大幅安に連れる格好で、900ドルの節目を割り込んだうえ、10月22日以来約2週間半ぶりの安値を付ける続落となった。

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