ニューヨーク貴金属市況=金は続落、一時1450ドル割れ

2019/11/12 6:00:00

 週明け11日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み続落。
 NY金は続落。米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁が11日、米経済は依然良好だとして、連邦準備制度理事会(FRB)による利下げは不要という考えを強調したことで、金利を生まない「金」は売られる展開。英国の総選挙をめぐって、英ブレグジット党のファラージ党首が、ジョンソン首相率いる与党保守党が2年前の選挙で勝利した選挙区に候補を擁立しないと表明。保守党の過半数獲得に向けて追い風になるとみられ、英国の政局不透明感が後退したことも、金相場の圧迫要因となり、一時1トロイオンス=1450ドルを割り込んだ。ただ、米中通商協議の先行き懸念の再燃や、イランの核開発問題に伴う、地政学的リスクの高まりが下支えとなり、下げ幅を縮小する展開となった。
 NY白金は続落。金相場の下落に連れる格好で売り物が先行。中国自動車工業協会が11日発表した10月の新車販売台数が、前年同月比4.0%減の228万4000台と、16カ月連続で前年実績を下回ったため、需要低迷への警戒感も売りを誘った。

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