ニューヨーク貴金属市況=金は反発、1460ドル台を回復

2019/11/14 6:00:00

 13日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み上昇。
 NY金は反発。トランプ米大統領が前日の演説で、中国との「第一段階」の通商合意について、署名は近いとの認識を示す一方で、合意に至らなければ一部の制裁関税を引き上げる可能性を示唆したため、通商協議進展への期待が後退。安全資産としての「金」が買われる展開となった。ただ、本日発表された10月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことに加え、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が議会証言で「現状の金融政策は適切」と表明。これまで実施してきた利下げの効果を見極める考えを改めて示唆したため、次回12月の連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利を据え置くとの見方が強まり、金相場は上げ幅を削る格好となった。しかしその後、中国が通商協議の状況次第で米国産農産物の買い付けを停止する用意があると報じられたことを手掛かりに、金相場は清算値(終値)確定後の取引で、一時1460ドル台後半まで値を伸ばす格好となった。
 NY白金は反発。前日までの下落を受けた安値拾いの買いが先行。米国の株式市場が堅調に推移したことも支援要因となった。

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