ニューヨーク貴金属市況=金は続伸、一時1470ドル台半ば

2019/11/15 6:00:00

 14日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み続伸。
 NY金は続伸。10月の中国鉱工業生産、中国小売売上高がともに市場予想を下回ったことで、同国の景気先行き懸念が再燃。投資家がリスク回避姿勢を強めたため、安全資産としての「金」が買われる展開。米国の長期金利の低下や、為替相場でのドル軟調も相場を支援し、一時1トロイオンス=1470ドル台半ばまで上昇、1週間ぶりの高値圏に浮上した。ただ、本日発表された10月の米卸売物価指数・同コア指数が良好な内容であったため、金の上値は抑えられる格好となった。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は「米経済や金融政策は好位置にある」との認識を示した。また「見通しに具体的な変化があれば、政策を調整する」とも述べたが、金相場への影響は限られた。
 NY白金は続伸。中国経済指標の下振れを嫌気して、マイナス圏で推移する場面がみられたが、その後は、ドル安を手掛かりに買い戻される展開となった。

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