ニューヨーク貴金属市況=金は反落、米中協議進展期待が圧迫

2019/11/16 6:00:00

 週末15日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除き下落。
 NY金は反落。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が14日、中国との貿易協議が非常に建設的に進んでいると述べ、通商合意に近づいているとの認識を示した。また、ロス米商務長官は15日、中国との「第1段階」の合意に署名する可能性は「非常に高い」と指摘した。これを受けて投資家がリスク選好姿勢を強めたため、安全資産としての「金」に売り圧力が強まり、一時1460ドル台前半まで下落した。NYダウ平均が史上最高値を更新したことも、売りを誘う格好となった。ただ、商い一巡後は持ち高調整の動きに下げ幅を縮小する展開となった。市場では「米中協議をめぐっては、楽観論が浮上してもすぐに打ち消される状況が続いているため、懐疑的な見方も根強い」との指摘が聞かれた。
 NY白金は続伸。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長と、ロス米商務長官が相次いで米中通商合意への期待感を示したことで、欧米株価が上伸。これを好感した買い物が先行した。ただ、900ドルの節目に届かず、やや上げ幅を削った。

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