ニューヨーク貴金属市況=金は米大統領の発言を受け、プラス圏に浮上

2019/11/20 6:00:00

 19日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み続伸。
 NY金は小幅続伸。米商務省が18日に中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)への禁輸制裁に関し、一部取引を猶予する例外措置を再度3カ月延長すると発表したことが改めて意識され、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退して安全資産とされる金を売る動きが先行する場面もあった。ただ、その後はトランプ米大統領がホワイトハウスで行った閣議で、米政府が中国と通商問題で合意できなければ対中関税を一段と引き上げると述べ、これを受けて投資家が再びリスク回避姿勢を強めたため、安全資産とされる金は買い戻されて小幅ながらもプラス圏に浮上した。米商務省がこの日発表した10月住宅着工件数が前月から増加し、先行指標とされる着工許可件数が12年5カ月ぶり高水準を記録するなど住宅市場の底堅さが示されたものの、相場の反応は限定的だった。
 NY白金は5営業日続伸。前日までに4営業日連続で陽線引けとなるなど、地合いの強さが示されていることでテクニカル買いが入りやすくなる中、同じ白金系貴金属であるパラジウムが大幅高となったことにも追随し、大きく水準を切り上げる展開となった。

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