ニューヨーク貴金属市況=金は前日とほぼ同水準

2019/11/21 6:00:00

 20日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は小幅反落。米上院は19日、香港の自治と人権の擁護を目的とする「香港人権・民主主義法案」を満場一致で可決。今後大統領が署名すれば法案が成立する見通しとなったが、これに対し中国政府が「断固反撃する」と報復を予告。こうした背景から米中貿易協議への不安が強まる一方、米商務省が中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)への一部製品供給を認める許可証の発行を開始したとの報を受けて金はジリジリと値を下げる展開。ただ、取引終盤にかけては米中通商協議の「第1段階」の合意が来年にずれ込む可能性があると一部米メディアが報じ、前述の香港をめぐる情勢も相まって買い戻しが入り下げ幅を縮小。清算値(終値)はほぼ横ばいとなった。清算値確定後公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、複数参加者が短期の追加利下げを声明文で否定すべきとしていたことが判明したが、電子取引での反応は限定的。
 NY白金は6営業日続伸。新規の独自材料に乏しい中、テクニカル要因による買いが見受けられる格好。欧米株安に圧迫される場面もあったが、それも長くは続かず売り一巡後は再び上値を伸ばす展開となった。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ