ニューヨーク貴金属市況=金は売り買いが交錯し、前日と同水準

2019/11/23 6:00:00

 週末22日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は横ばい。中国の習近平国家主席が米中貿易協議において「第1段階」の合意をまとめたいとの意向を示したほか、トランプ米大統領も第1段階の最終合意が「非常に近い」と言明。これらを受けて貿易協議進展期待が高まった一方、習主席は「必要ならば反撃も恐れない」とも発言し、米議会で香港人権・民主主義法案が可決されたことが改めて意識されて貿易合意が妨げられるとの懸念が再燃するなど、全般的に米中協議の進展期待と難航懸念により売り買いが交錯。清算値(終値)は前日と同水準となった。
 NY白金は大幅続落。週末要因により持ち高調整の売りが入ったほか、900ドルの節目を割り込んだことでテクニカル的な売りも膨らみ、大きく水準を切り下げる格好となった。白金生産大手の英ロンミンが保有する南アフリカの鉱山でストライキを続けていた鉱山労働者らが賃上げを受け入れ、20日から持ち場に戻ったことを改めて売り材料視する向きもあった模様。

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