ニューヨーク貴金属市況=金は反落、一時1460ドル割れ

2019/12/03 6:00:00

 週明け2日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き下落。
 NY金は反落。2日に発表された11月の中国PMI(製造業購買担当者景況指数、財新・マークイット発表)が市場予想を上回ったことで、同国の景気鈍化懸念が後退。投資家がリスク選好姿勢を強めたため、安全資産としての「金」に売り圧力が強まり、一時1トロイオンス=1460ドルを割り込んだ。しかしその後、 中国外務省が、米国での香港人権・民主主義法(香港人権法)成立への対抗措置として、米軍機・艦艇の香港立ち寄りを禁止すると発表。米中通商協議への影響が懸念されたため、金相場は下げ幅を縮小。11月の米ISM(供給管理協会)製造業景況指数や建設支出の下振れも金相場を支援し、取引終盤は1460ドル台後半まで値を戻した。
 NY白金は小幅反落。低調な中国PMIや米株価の下落を眺めた売り物が優勢となる場面がみられたものの、売り一巡後は金相場の戻りに連れる格好で買い戻され、下げ幅を縮小した。

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