ニューヨーク貴金属市況=良好な米雇用統計を受けて、金は急落

2019/12/07 6:00:00

 週末6日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き下落。
 NY金は急反落。本日発表された11月の米雇用統計で、非農業部門就業者数が前月から26万6000人増と市場予想(18万人増)を大幅に上回った。また、失業率は3.5%と前月から0.1%ポイント改善し、約50年ぶりの低水準となった。これを受けて、投資家のリスク選好姿勢が強まり、安全資産としての「金」が売られる展開。一時1トロイオンス=1460ドル台前半を付けた。市場では「雇用統計が予想外に良好な内容となり、米国経済の先行き懸念が後退した。また、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が据え置かれるとの見通しが強まったことが、金相場の弱材料となった」との指摘が聞かれた。
 NY白金は続落。米雇用統計を受けた金相場の下落に靡いて、一時890ドル台前半まで売られたものの、その後は、欧米株価の上昇を好感した買いが入り下げ幅を縮小した。

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