ニューヨーク貴金属市況=金は売り買いが交錯する中、小幅続落

2019/12/10 6:00:00

 週明け9日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は小幅続落。予想よりも良好だった11月米雇用統計を受けて売り優勢となった前週末の流れに対する反動で、安値拾いの買いが見受けられる場面もあった。しかし買い一巡後は調整的な売りに押されて伸び悩み、全般的に売り買いが交錯。清算値(終値)は前週末と大差ない水準だった。市場からは「今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や英国の総選挙といった重要なイベントを控えており、これらの結果を待ちたいとの思惑が働いたことで様子見ムードが漂い、積極的な商いが控えられて方向感に乏しい値動きとなった面もあったようだ」との声も聞かれた。
 NY白金も小幅続落。良好な米雇用統計を受けて景気減速懸念が和らぎ、工業用需要が回復するとの期待につながったことに支えられながらも、米中貿易協議の先行き不透明感の根強さなどに圧迫され、小幅ながらもマイナス圏を漂った。

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