ニューヨーク貴金属市況=金は続伸、清算値確定後に上げ幅拡大

2019/12/12 6:00:00

 11日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み続伸。
 NY金は続伸。清算値(終値)確定後に公表される米絵連邦公開市場委員会(FOMC)声明を待ちたいとの思惑からポジション調整主体の値動きとなる中、対ユーロでのドル安基調によりドル建て金の割安感が生じたことに支えられ、続伸して清算値は確定。そしてその後公表されたFOMC声明では特に目立った内容が見当たらなかったものの、同時に発表された金利見通しで19年末と20年末の中央値が1.6%と前回(1.9%)から引き下げられ、これを受けて金利の付かない金を買う動きが広がったことから、清算値確定後の電子取引で上げ幅を拡大する展開となっている。
 NY白金は大幅続伸。南アフリカの国営電力会社エスコムによる計画停電を受け、複数の鉱山会社が採掘活動を一時中止する方針を明らかにしたことから、白金生産大国である南アフリカの供給が逼迫するとの懸念が一段と強まり、買いが膨らんだ前日の流れをこの日も継続した。

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