ニューヨーク貴金属市況=金は一時1490ドル台まで上昇も、その後下落

2019/12/13 6:00:00

 12日のニューヨーク貴金属市場は、金を除いて上昇。
 NY金は小幅反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表された金利見通しなどを受けて買われた、前日の清算値(終値)確定後の電子取引での流れを引き継ぐ中、この日発表の主要な米経済指標が総じて弱い内容だったことも金買いを促し、一時は約1カ月ぶり高値水準となる1490ドル台まで上昇。しかしその後、トランプ米大統領が米中貿易について「中国との大規模な取引成立に非常に近づいている。中国もそれを望んでおり、米国も同じだ」とツイッターに投稿。これを受け、米国による対中制裁関税「第4弾」の発動期限が15日に迫る中、貿易摩擦激化は回避できるとの期待が高まり、安全資産とされる金の魅力が低下して売り先行の流れへと反転。NYダウ平均が史上最高値を更新したことにも圧迫され、小幅ながらもマイナス圏へ転落した。
 NY白金は3営業日続伸。白金生産大国である南アフリカでの供給不安が依然相場を支える中、金がマイナス圏に転落したことに圧迫されて伸び悩む場面もあったが、売り一巡後は米株高などを背景に再び買われる展開となった。

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