ニューヨーク貴金属市況=金は反発、米大統領弾劾への懸念高まる

2019/12/14 6:00:00

 週末13日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は反発。トランプ米大統領はこの日、米中が「第1段階」の通商合意に到達し、15日発動予定だった対中追加関税を見送ると表明。中国も米国が対中追加関税の段階的な撤回で合意したと発表したため、米中貿易摩擦激化への懸念が和らぎ、安全資産とされる金が売られる場面もあった。しかしその後、米下院司法委員会がトランプ大統領弾劾訴追案をめぐる採決を実施し、権力乱用と議会妨害の弾劾条項を賛成多数で可決。同案は来週にも野党民主党が多数を占める下院本会議で採決に掛けられ、可決される公算が大きいことから大統領弾劾への懸念が高まり、買い戻される格好となった。
 NY白金は大幅反落。南アフリカでの供給不安を背景に上昇トレンドを辿っていた前日までの流れに対し、買い過剰感が高まったことから利益確定の売りが優勢の展開。パラジウムの急落にも追随した。

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