ニューヨーク貴金属市況=ドル軟化を眺め、金は2カ月ぶり高値

2019/12/28 6:00:00

 週末27日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は続伸。年末年始に伴い、積極的な商いが手控えられるなか、ユーロ・ドル相場でドルが軟化し、ドル建て金相場に相対的な割安感が浮上したことから、買い物が先行する展開。一時1トロイオンス=1519.90ドルまで上昇し、10月25日(1520.90ドル)以来の高値を付けた。ただその後は、利益確定の売り物に上げ幅を削る格好となった。米中貿易協議進展への期待から米株価は史上最高値圏で推移しているが、市場では「株式市場の過熱を警戒する向きが、リスクヘッジに金の持ち高を増やしている」との指摘が聞かれた。
 NY白金は反落。米国の株式市場の堅調を眺めてプラス圏で推移する場面がみられたものの、年末年始を控えて持ち高調整や利益確定の売り物が優勢となり、マイナスサイドに転落した。

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