ニューヨーク貴金属市況=金は米大統領発言などを受け、11営業日ぶり反落

2020/01/09 6:00:00

 8日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き反落。
 NY金は11営業日ぶり反落。イランは8日、革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官が米軍に殺害されたことに対する報復として、イラクにある駐留米軍基地2カ所を弾道ミサイル十数発で攻撃したことから、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な資産とされる金を買う動きが強まり、夜間取引では一時2013年3月以来、約6年9カ月ぶりの高値を付けていた。ただ、その後は双方にこれ以上の対立は望んでいないとの見方が広がり、一転してマイナス圏に値を沈めた後も、トランプ米大統領が8日、ホワイトハウスで国民向けに演説を行い「米国人に死傷者はおらず、被害も最小限だった」と述べたほか、「軍事力は行使したくない」と語るなど、イランのザリフ外相に続いて米国も本格的な軍事衝突を避けたい意向を示したことを受け、投資家のリスク回避姿勢が一段と後退し、11営業日ぶりの反落となった。
 NY白金は金やパラジウムの上昇に連れる格好で夜間取引では続伸となっていたものの、その後の本取引では金が一転してマイナス圏に値を沈めたことに連れ安となり反落となった。

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