ニューヨーク貴金属市況=金は続落、一時1530ドル台

2020/01/15 6:00:00

 14日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は続落。トランプ米政権が中国に対する「為替操作国」認定を解除したことを背景に、米中対立の緩和期待が台頭。アジア取引時間帯に一時1トロイオンス=1530ドル台まで水準を下げた。しかしその後は持ち高調整の買い物に下げ渋り、1540ドル台に水準を戻してもみ合った。ニューヨーク取引時間帯に入った後は、本日発表された昨年12月の米消費者物価指数・同コア指数が弱い内容となったことを眺めた買い物が入る一方で、良好な米企業の業績見通しからNYダウ平均が史上最高値を更新するなど、投資家がリスク選好姿勢を強めていることが安全資産としての「金」の売り圧力となり、売り買いが交錯。1540ドル台半ばの狭いレンジでもみ合い推移となった。また、市場では、米中貿易協議「第1段階の合意」の署名式を15日に控えて、模様眺めムードも強まっている。
 NY白金は反発。米株価の上伸や、企業業績への期待を背景に工業用需要が拡大するとの思惑から買われる展開。パラジウム相場が大幅高で推移したことも好感された。

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