ニューヨーク貴金属市況=金は反発、1550ドル台後半

2020/01/16 6:00:00

 15日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み上昇。
 NY金は反発。米中貿易協議「第1段階合意」の署名式を前に、一部メディアが署名後も対中関税が当面維持されると報じたため、米中協議への過度な期待が後退。これを受けて、金相場は堅調に推移。1トロイオンス=1550ドル台まで上昇した。ニューヨーク・ダウ平均が連日の史上最高値更新となり、投資家がリスク選好姿勢を強めたことで、上げ幅を削る場面がみられたが、概ね1550ドル台でもみ合いが続いた。米中両国は米東部時間15日午後(日本時間16日午前3時過ぎ)、米ホワイトハウスで貿易協議「第1段階合意」の文書に署名した。中国が米国産品の輸入拡大や知的財産権保護などに応じる代わりに、昨年9月に発動した「第4弾」の追加関税の税率を現行の15%から半分に引き下げる見通し。ただ、1〜3弾は据え置かれるため、約3700億ドル(約41兆円)相当の輸入品に対する追加関税は維持される。このため、貿易摩擦への警戒感は払拭されず、金相場への下押し圧力にはならなかった。
 NY白金は大幅続伸。ニューヨーク・ダウ平均が連日の史上最高値更新となったほか、パラジウム相場が大幅高で推移していることも買い物を誘う格好となり、上げ幅を拡大した。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ