ニューヨーク貴金属市況=低調な米経済指標を受けて金は反発

2020/01/18 6:00:00

 週末17日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み上昇。
 NY金は反発。米労働省が17日に発表した昨年11月の雇用動態調査(JOLTS)で、求人件数(季節調整済み)が680万件と2018年3月以来の低水準に落ち込んだ。前月(736.1万件=改定)からの減少幅では15年8月以来の大きさとなり、米国の雇用情勢への警戒感が浮上した。また、昨年12月の米鉱工業生産指数、設備稼働率も予想から下振れしたため、金相場はこれを手掛かりに買われる展開。1トロイオンス=1560ドル台を回復した。ただ、ニューヨーク・ダウ平均は本日も史上最高値を更新しており、投資家のリスク選好姿勢の強まりが上値を抑える格好となっている。
 NY白金は大幅反発。ニューヨーク・ダウ平均が連日の史上最高値更新となったことに加え、供給懸念からパラジウム相場が上伸していることも支援要因となり、買い物が膨らむ展開。一時1030ドル台前半まで上昇した。ただ、前日高値(1046.70ドル)には届かず、その後は1020ドル台でもみ合った。

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