ニューヨーク貴金属市況=金は反発、1560ドル台回復

2020/02/06 6:00:00

 5日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き上昇。
 NY金は反発。前日の急落を受けた安値拾いの買いが先行。一時1トロイオンス=1566.20ドルまで上昇した。しかしその後は、英国で新型コロナウイルスのワクチン開発に大きな進展があったと報じられたほか、中国の研究チームが有効な治療薬を発見したと伝わり、欧米株価が大幅高で推移。投資家のリスク回避姿勢が和らいだため、金相場は上げ幅を削る格好となった。本日発表された1月のADP全米雇用報告で民間就業者数の伸びが市場予想を大幅に上回ったほか、米ISM(供給管理協会)非製造業景況指数も上振れとなり、米経済の先行きに対する楽観的な見方から、ユーロ・ドル相場でドルが堅調に推移。ドル建て金相場に相対的な割高感が浮上したことも上値抑制要因となった。
 NY白金は反発。新型コロナウイルスのワクチン開発への期待感に加え、米国の経済指標の上振れも好感され買い物が先行。1週間ぶりの高値圏に浮上した。

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