ニューヨーク貴金属市況=金は続伸、1570ドル台回復

2020/02/07 6:00:00

 6日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は続伸。中国財政省が米国からの1717品目の輸入品に対し昨年発動した追加関税について、税率を半分に引き下げると発表したことで、投資家のリスク選好姿勢が強まりアジアの主要株式市場が上昇。安全資産としての「金」に売り圧力がかかり、一時はマイナスサイドで推移した。しかし売り一巡後は買い戻される格好でプラス圏に浮上。ニューヨーク・ダウ平均の史上最高値更新や、ユーロ・ドル相場でのドル堅調などが圧迫要因となるなかでも買い意欲は強く、1トロイオンス=1570ドル台を回復した。世界保健機関(WHO)は6日、中国国内で確認された新型コロナウイルスの新たな感染者数の増加が、5日に初めて鈍化したと指摘しつつも「感染拡大がピークに達したと断言するのは時期尚早」との認識を示すなど、感染拡大への根強い警戒感が金相場を支えてるとみられる。
 NY白金は反落。前日の強地合いを継続し、一時990ドル台に乗せたものの、その後は利益確定売りに押される格好でマイナス圏に転落。パラジウム相場の急落も嫌気され、下げ幅を拡大した。

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