ニューヨーク貴金属市況=株安を眺めて金は続伸

2020/02/08 6:00:00

 週末7日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は続伸。横浜港に停泊中のクルーズ船で新たに41人の新型コロナウイルス感染者が確認され、感染拡大への懸念が強まった。また、昨年12月のドイツ鉱工業生産が予想外のマイナスとなったことなどから、投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産としての「金」が買われる展開。欧米株式市場が下落したことも相場を支援した。本日発表された1月の米雇用統計では、非農業部門就業者数の伸びが市場予想を上回り、米国経済の先行きに楽観的な見方が浮上。発表直後は売り圧力が強まり、一時1560ドル台前半まで水準を下げた。ただ、失業率や賃金の伸びが弱い内容となったため、売り一巡後は地合いを引き締め、1570ドル台を回復して推移した。
 NY白金は反発。前日の下落の反動から買い戻しが優勢となったものの、欧米株の下落を眺めて上げ幅を削る展開となった。

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