ニューヨーク貴金属市況=金は4営業日続伸、新型肺炎への警戒感燻る

2020/02/11 6:00:00

 週明け10日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除いて堅調。
 NY金は4営業日続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長による議会証言を11日(下院)・12日(上院)に控え、この内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが漂う中、中国発の新型コロナウイルスによる肺炎の死者数が、2003年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の全世界での死者数を上回ったため、新型肺炎の感染拡大への警戒感が燻る格好。これに伴い世界経済減速懸念が改めて意識されて投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産とされる金は買われる展開となった。
 NY白金は小幅反落。新型肺炎の感染拡大に伴う世界経済減速懸念により、工業用需要低迷観測が根強いことから売り物が先行。ただ、金の堅調やパラジウムの大幅高に支えられた面もあり、下値は限定的となった。

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