ニューヨーク貴金属市況=金は小幅反発、中盤以降に買い戻される

2020/02/13 6:00:00

 12日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は小幅反発。中国政府はこの日、新型コロナウイルスによる肺炎について、湖北省で新たに確認された感染者が10日ぶりに2000人を割り込んだと発表。また、中国本土で11日に確認された新型肺炎の感染者数が1月30日以来の低水準になったと伝わり、感染拡大ペースの鈍化傾向が示される格好。こうした背景から中国経済減速に伴う世界景気悪化に対する過度な懸念が和らいで米株価が大幅上昇。投資家のリスク回避姿勢が後退して安全資産とされる金は売られ、取引序盤までは軟調推移となっていた。ただ、取引中盤以降は安値拾いの買い戻しが入ったためか、小幅ながらもプラス圏に浮上した。市場筋は「新型肺炎の感染拡大ペースが鈍化したとはいえ、事態の終息には程遠いことから買い戻す向きもあったのでは」と指摘した。
 NY白金は反落。新型肺炎に対する過度な懸念が和らぎ、欧米株価が上昇したことに支えられる場面もあったが、その後は特に目立った手掛かり材料が見当たらない中、利益確定の売り物に押される展開となった。

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