ニューヨーク貴金属市況=金は4営業日続伸、1600ドルを回復

2020/02/19 6:00:00

 休場明け18日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み上昇。
 NY金は4営業日続伸。米電機大手アップルは17日、2020年1〜3月期の売上高が1月に示していた自社予想に届かない見通しだと発表。中国発の新型コロナウイルスの感染拡大が生産・販売の両面を直撃した格好となり、中国に製造拠点を置く企業などの業績悪化懸念が急浮上。こうした背景から欧米株価が下落し、投資家のリスク回避姿勢が一段と強まったことから、安全資産とされる金は買われる格好。1月8日以来およそ1カ月半ぶりに1600ドルの節目を回復し、清算値(終値)ベースでは2013年3月末以来の高値圏となった。なお、中国政府は18日、米中貿易協議「第1段階」の合意に沿い、696品目の米産品を対象に追加関税の適用を免除すると発表したが、金相場への反応は限定的だった。
 NY白金は大幅反発。金の上昇やパラジウムの暴騰を背景に買いが膨らむ格好。中国政府が696品目の米産品の追加関税適用免除を発表したことを強材料視する向きもあり、一時は1000ドルの大台を試した。

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