ニューヨーク貴金属市況=金は6営業日続伸、新型肺炎への懸念燻る

2020/02/21 6:00:00

 20日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除いて堅調。
 NY金は6営業日続伸。19日時点の中国本土での新型肺炎の新規感染者は394人と18日時点の1749人から大きく減少。ただ、発生地とされる湖北省が再び基準を変更したことによるものであり、集計結果が実態を正確に反映していないとの見方が多い上に、中国以外の日本などで感染者が拡大していることもあって新型肺炎への懸念は燻り、投資家のリスク回避姿勢は継続。安全資産とされる金は買われやすくなったほか、欧米株価が下落したことも金の買いを促し、2013年2月中旬以来の高値圏となる1620ドル台まで上昇した。
 NY白金は大幅反落。中国人民銀行が実質的な利下げに踏み切り、同国の景気が刺激されるとの期待感が高まったことから買いが先行する場面もあった。しかしその後は、買い過剰感などから利益確定売りが出たほか、新型肺炎への懸念の根強さなどから欧米株価が下落したことにも圧迫され、大きく水準を切り下げた。

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