ニューヨーク貴金属市況=世界同時株安を受け、金は大幅続伸

2020/02/25 6:00:00

 週明け24日のニューヨーク貴金属市場、金は大幅続伸。
 NY金は8営業日続伸。新型コロナウイルスの感染拡大懸念が強まり、投資家のリスク回避姿勢が強まったため、安全資産としての「金」が買われる展開。欧州取引時間帯に一時1トロイオンス=1690ドル台まで上昇し、2013年1月以来の高値圏に浮上した。新型コロナウイルスをめぐっては、中国本土での死者が24日時点で2592人に達した。中国本土以外でも韓国やイタリアで集団感染が明らかとなっているほか、日本国内では複数の都市で連日感染者が報告されており、世界的な感染拡大への懸念が強まっている。24日のニューヨーク・ダウ平均が一時、前週末比1000ドル超下落となるなど、世界同時株安が進行したことが金相場を支援している。ただ、急速な上昇を眺めて利益確定売りが誘われたため、その後は上げ幅を削り、概ね1670ドル台で推移した。清算値(終値)確定後にはさらに値を消し、1660ドル付近で推移している。
 NY白金は続落。世界的な株安進行を受けて、需要の伸びが鈍化すると思惑から売られる展開。パラジウム相場の急落も嫌気された。ただ、金相場が大幅高で推移しており、これを眺めて買い戻される格好で下げ幅を縮小した。

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