ニューヨーク貴金属市況=金は一時1660ドル台、その後値を消す

2020/02/28 6:00:00

 27日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き下落。
 NY金は小幅続落。新型コロナウイルスの中国本土外での感染拡大が続き、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は27日「決定的な時期」にあると述べた。テドロス氏は会見で「ウイルスはパンデミック(世界的流行)の可能性がある」として各国に改めて警戒を促している。これを受けて、投資家のリスク回避姿勢が強まり、欧米株価は本日も大幅下落となった。安全資産としての「金」買いの動きに、NY金は一時1トロイオンス=1660ドル台まで上昇した。しかし、ニューヨークダウ平均が下げ幅を縮小したため、値を消す格好となり、清算値(終値)は小幅ながらマイナスサイドに転落した。
 NY白金は続落。世界的な株安進行や景気鈍化懸念の強まりが引き続き相場を圧迫。一時900ドル割れ目前となった。ただその後は、米株価の下げ渋りを眺めて下げ幅を縮小した。

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