ニューヨーク貴金属市況=金は米利下げへの期待感などから大幅反発

2020/03/03 6:00:00

 週明け2日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は大幅反発。中国国外で新型コロナウイルスの感染確認が相次ぎ、市場が大きく動揺したことで投資家の換金売りが殺到した流れが落ち着く中、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が28日に緊急声明を発表し、追加利下げの可能性を示唆。金利を生まない資産である金にとっては支援要因となったほか、対ユーロでドル安が急速に進行したこともドル建てのNY金の上げ足を強めたため、一時は1612.10ドルまで上昇。ただ、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は継続しており、投資家の換金売りへの警戒感も根強いためか、高値からは上げ幅を削った。
 NY白金は8営業日続落。金や欧米株価の上昇などに支えられる場面もあったが、その後は新型ウイルスの世界的な感染拡大に伴う経済減速懸念が依然相場を圧迫する中、パラジウムの急落を眺めた売りにも押されてマイナス圏に転落した。

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