東京貴金属見通し=東京金、買い方有利か

2020/03/06 16:46:33

<金>
 今週の東京金先限は、目先の下値を確認した後の買いが膨らみ戻り基調で越週した。
 来週は、2日の日足チャートが長い下ヒゲを伸ばし高値掴みの投げ売りは一巡したことを窺わせているため、買い方有利で取引されそう。3日に米連邦準備制度理事会(FRB)が緊急利下げを実施し米長期金利が低下した後も株価が下げ止まらないため、再来週のFOMCでは追加利下げが実施されると読む。行き場を求めた投資資金が、金相場に流入する構図が既に目に浮かんでいる。強気買い姿勢での対処が得策だろう。
 来週の先限予想レンジは5500円〜5800円。

<白金>
 東京白金は下落。新型コロナウイルスの感染拡大防止を行うことで、世界経済が減速するとの見方から、世界的に株価が下落。工業用需要の割合の高い白金への売り圧力が強まり、東京白金は先限ベースで19年8月以来、約半年ぶりに3000円の大台を割り込んだ。基調の弱さから、短期的には18年8月16日安値2680円を視野に下値を試す展開を予想する。
 3日に先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁の電話会議が行われ、米連邦準備制度理事会(FRB)が緊急利下げを実施した。しかし、株価下落に歯止めがかからず、市場は追加利下げを催促しているとの指摘もあり、来週は経済指標や要人発言に一喜一憂する荒い値動きが続きそうだ。
来週の予想レンジは先限ベースで2700円〜3100円

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