ニューヨーク貴金属市況=金は乱高下、清算値確定後に買い戻し優勢

2020/03/07 6:00:00

 週末6日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は小幅続伸。米国での新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念により、投資家のリスク回避姿勢が強まったことから買いが膨らんだ前日の流れを引き継ぎ、一時は1690ドルを回復。その後、総じて良好な2月米雇用統計や、トランプ米大統領が総額83億ドルの新型コロナウイルス対策法案に署名して同法が成立したことを受け、投資家のリスク回避姿勢が幾分和らいだことから一転して売られる場面もあったが、売り一巡後は対ユーロでのドル安基調などを眺めて再び買われるなど相場は乱高下。清算値(終値)確定後の電子取引では買い戻しが優勢となり、1690ドルを再度回復している。
 NY白金は大幅反発。南アフリカの白金生産大手アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)が、2月に発生した製錬所での爆発事故などを受けて今年の生産見通しを下方修正し、これを受けて供給逼迫感が一段と強まったことから買いが殺到した。

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