ニューヨーク貴金属市況=金は前週末に続き乱高下する中、小幅続伸

2020/03/10 6:00:00

 週明け9日のニューヨーク貴金属市場は、金を除き軟調。
 NY金は小幅続伸。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大や原油価格の急落を受け、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な資産とされる金を買う動きが先行し、時間外取引では2012年12月以来約7年3カ月ぶりに1700ドルの節目を回復。ただ、その後の日中取引では米株価の下落率が基準となる7%を超えたため、取引を一時的に中断する措置(サーキット・ブレーカー)が発動される大幅続落となったことを背景に、流動性危機に陥った投資家が金の換金売りに走ったことで、一時は反落となっていたが、引けにかけてはドルが対ユーロで軟調に推移していることで、ドル建てで取引される金の割安感が広がり小幅ながら続伸となった。
 NY白金は大幅反落。時間外取引では金の上昇に連れる格好で、一時続伸となっていたものの、欧州株価が軟調に始まり、米株価がサーキット・ブレーカーが発動される大幅安となったことから、白金も時間とともに大幅反落となった。

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