ニューヨーク貴金属市況=金は急反発、換金売りは一巡

2020/03/18 6:00:00

 17日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は急反発。欧州取引時間帯には一時1トロイオンス=1460ドル台まで水準を下げたものの、その後は安値拾いの買いに地合いを引き締める展開。米国の株式市場が急反発となり、前日までの換金売りの流れが一巡。世界の主要中銀が緊急利下げを実施したほか、大規模な流動性供給を継続しているため、余剰資金が金市場に流入するとの思惑も買い物を誘う格好となり、一時は1550ドル台まで上昇した。トランプ米政権が8500億ドル(約90兆円)規模の緊急経済対策を検討していると報じられたほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が企業が発行するコマーシャルペーパー(CP)の買い入れ策を復活させると発表。また、ムニューシン米財務長官は、米国民に小切手を支給することを検討していると明らかにした。市場では「金融市場が落ち着きを取り戻しつつあるなかで、安全資産としての「金」の見直し買いにつながった」との指摘が聞かれた。
 NY白金は反発。前日同様に乱高下する展開となったが、欧米株価が反発に転じたことで次第に買い物が優勢の展開。ただ、世界の景気後退(リセッション)への警戒感も根強く、上値は重かった。

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