ニューヨーク貴金属市況=金は小幅反発、一時1500ドル台回復

2020/03/20 6:00:00

 19日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は小幅反発。前日の急落の反動から買い戻しが先行する展開。一時1トロイオンス=1500ドル台を回復した。しかし、為替相場でドルが堅調に推移し、ドル建て金相場に相対的な割高感が浮上しているため、上げ幅を削る展開。取引終盤は1470ドル台後半で推移した。欧米諸国では新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、イタリアの死者数が中国を上回った。国連のグテレス事務総長は19日、世界がリセッション(景気後退)に陥ることは「ほぼ確実」との見方を示した。市場では「金相場は換金売りに下押されたが、安全資産としての需要が回復しつつある」との指摘が聞かれた。
 NY白金は続落。前日の急落を受けた安値拾いの買い物にプラス圏で推移する場面がみられたが、世界経済の鈍化懸念を背景に需要が落ち込むとの見方は根強く、次第に売り優勢の展開。清算値(終値)では600ドルの節目を割り込んだ。

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