ニューヨーク貴金属市況=金は反発も、清算値確定後に上げ幅削る

2020/03/27 6:00:00

 26日のニューヨーク貴金属市場は、金を除いて下落。
 NY金は反発。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「米経済はおそらく景気後退入りする」と発言したことや、米労働省発表の週間新規失業保険申請件数が過去最多を記録したことを背景に米景気減速懸念が改めて意識され、投資家のリスク回避姿勢が強まって安全資産とされる金が買われたほか、対ユーロでのドル安基調にも支えられる格好。ただ、米政府による大規模な景気刺激策を受けて米株価が大幅高となったためか、清算値(終値)確定後の電子取引では上げ幅を削っている。市場からは「リスク回避とリスク選好の動きが入り交じっているためか、金相場は想定外の値動きになりやすい」との声も聞かれた。
 NY白金は5営業日ぶりに反落。前日までの上昇トレンドに対する反動で利益確定売りが出たほか、パラジウムの下落にも追随。ただ、売り一巡後は欧米株価の上昇を眺めて買い戻しが入ったためか、下げ幅を縮小した。

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