ニューヨーク貴金属市況=金は反落、利益確定売りが先行

2020/04/08 6:00:00

 7日のニューヨーク貴金属市場は、金を除いて堅調。
 NY金は反落。世界各国の政府が新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため景気刺激策を打ち出す中、日本政府も大規模な景気刺激策を発表したことで投資資金が金市場に多く流入した前日の流れを引き継ぎ、一時は1742.60ドルまで上昇したが、その後は買い過剰感が高まったことなどから利益確定売りが先行してマイナス圏に転落。清算値(終値)確定後の電子取引では、大幅高となっていたNYダウ平均が上げ幅を大きく削りマイナス圏に転落したことで投資家の投資意欲が減退。金市場への投資資金流入が止まったためか下げ幅を拡大している。市場では、明日公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容に注目が集まっている。
 NY白金は続伸。世界各国政府による大規模な景気刺激策を受け、工業用需要が回復するとの期待感が強まっていることに引き続き支えられたほか、パラジウムの上昇にも支援される格好。ただ、金の下落に上値は抑制された。

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