ニューヨーク貴金属市況=金は続落、対ユーロでのドル高に圧迫される

2020/04/17 6:00:00

 16日のニューヨーク貴金属市場は、銀を除いて軟調。
 NY金は続落。利益確定売りなどが優勢となった前日の流れが一巡する中、前日発表の記録的な大幅マイナスを記録した3月米小売売上高に加え、米国の失業保険申請が1カ月で2000万件を超えるなど、こうした一連の弱い米経済指標を受けて新型コロナウイルスによる深刻な世界的景気後退が改めて意識されたためか、安全資産と金の魅力が再び高まって買われる場面もあった。しかしその後は対ユーロでドルが堅調推移となり、ドル建てで取引される金の割高感が生じたことから売り先行の流れへと転じた。
 NY白金も続落。米国やドイツなどが新型コロナウイルス対策の制限を緩和すると相次いで表明し、これを好感する向きからの買いが先行する場面もあったが、その後は金やパラジウムの下落を眺めた売りに押されてマイナス圏に転落した。

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