ニューヨーク貴金属市況=欧米の経済活動再開を背景に金は続落

2020/04/29 6:00:00

 28日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除き下落。
 NY金は続落。欧米で新型コロナウイルス感染症の拡大抑止のための外出・移動制限などが緩和されるとの期待から、投資家のリスク回避姿勢が後退。安全資産としての「金」が売られる格好となり、一時1トロイオンス=1700ドル付近まで水準を下げた。しかしその後は、主要中銀による流動性供給が続いていることで、余剰資金が金相場に流入するとの根強い期待に下支えられる格好で下げ幅を縮小した。米連邦準備制度理事会(FRB)は明日までの日程で連邦公開市場員会(FOMC)を開くほか、30日には欧州中央銀行(ECB)理事会を控えており、積極的な商いを見送る向きも目立った。
 NY白金は続伸。欧米での経済活動再開期待が引き続き相場を支援。一時800ドル台を回復した。ただ、その後は利益確定売りに伸び悩む展開となった。

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