ニューヨーク貴金属市況=金は反落も、終盤にかけて下げ幅縮小

2020/05/06 6:00:00

 5日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は小幅反落。欧州中央銀行(ECB)が国債購入の必要性を示さない限り、ドイツ連邦銀行(中央銀行)は国債購入を停止しなければならないとのドイツ憲法裁判所の判断を受け、対ユーロでドルが上昇。ドル建てで取引される金の割高感が生じたほか、イタリアなどの国々や米国の一部州で外出制限を緩和する動きが出ており、経済活動再開への期待が広がっていることも安全資産とされる金を圧迫し、一時は1700ドルの節目を割り込んだ。ただ、取引終盤にかけては新型コロナウイルスの発生源などをめぐり、米中の対立が激化していることを引き続き強材料視する向きからの買いが入ったためか、下げ幅を縮小した。
 NY白金は続伸。経済活動再開期待などを受けて欧米株価が上昇したことに支えられる格好。ただ、金の下落やパラジウムの急落を眺めた売りが見受けられたためか、頭は重くなった。

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